Uniswap(ユニスワップ)

作成日:2024年9月18日







Uniswapとは?

DeFi業界を切り開いた古参分散型取引所『Uniswap』

Uniswapは、分散型取引所(DEX)の流動性不足という課題を、自動マーケットメイカー(AMM)を導入して解決したDeFi業界の古参プロジェクトです。

従来のDEXでは売り手と買い手をマッチングするための十分な流動性が確保できず、取引が成立しにくい問題がありましたが、Uniswapは流動性プールを使い、誰でも流動性を提供できる仕組みを作りました。この設計により、取引が活性化し、2018年のDeFiバブルを牽引しました。

現在もUniswapは、DeFi業界で重要な役割を果たす革新的なプロジェクトとして評価されています。

トークン情報

プロジェクト名 Uniswap
分野DeFi, DEX
開発状況トークン発行済み、サービスリリース済み
トークンティッカーUNI
国内上場の有無日本取引所(未上場)
海外取引所(Binance, Coinbase Exchange, OKX, Bybit, etc…)
価格¥943.88
時価総額¥566,280,399,916
時価総額ランキング22位
アドレス数 382,794
保有可能な主要ウォレットMetamask, TrustWallet, Coinbase, etc…

上記データは2024/09/18の情報となります。

トークンの使途

1. ガバナンス参加

UNIトークンは、Uniswapプロトコルのガバナンスに参加するための重要な役割を果たします。UNI保有者は、プロトコルの変更提案やアップグレード、手数料構造の調整、コミュニティトレジャリーの使途など、プロトコルの重要な意思決定に投票で関与し、DAO(分散型自律組織)としての運営に貢献します。

2. 流動性マイニング

UNIトークンは、流動性提供者に対する報酬として利用されます。ユーザーがUniswapの特定の流動性プールに資金を提供することで、UNIトークンを報酬として受け取ります。この仕組みにより、流動性の確保が促進され、Uniswapの取引活性化に貢献しています。

3. コミュニティトレジャリー管理

Uniswapのコミュニティトレジャリーは、プロジェクトの成長を支えるための資金源であり、UNI保有者はその管理に関与します。開発者への助成金、パートナーシップ、流動性マイニングプログラムなどへの資金配分をUNI保有者の投票で決定し、エコシステム全体に利益をもたらします。

4. ステーキング報酬

最近のガバナンスモデル更新により、UNIトークンをステーキングすることで取引手数料の一部を報酬として受け取ることが可能です。この仕組みは、トークン保有者がガバナンスに積極的に参加するインセンティブを高め、Uniswapのエコシステムの健全な発展を支えています。

注目ポイント

◆ Uniswap v4:フック機能で取引をカスタマイズ

Uniswap v4は、現在のv3を進化させ、トークン取引の柔軟性を向上させるために設計されています。最大の新機能は「フック」で、取引の各段階でカスタムコードを実行でき、動的な手数料設定や特定条件での自動取引を可能にします。

Uniswap v4のフック機能は、UNIトークンホルダーに以下の影響を与えることが予想されます。まず、流動性プールのカスタマイズ性が向上し、ホルダーは新たな収益モデルや市場進出を提案しやすくなります。また、従来の手数料収益に加え、新たな収益機会が増え、UNIの価値向上が期待されます。さらに、このような拡張性により、DEX分野における注目がさらに集まるなどのメリットが挙げられます。

※2024/9/19 執筆時点にて開発中

2024年古参DeFiプロジェクトが再注目される

2024年下半期では、DeFiの初期プロジェクトが再評価されています。理由として、投資家が市場が成熟し、収益を生む安定したビジネスモデルを重視するようになりました。

例えば、Aaveは金利スプレッドで利益を還元し、MakerDAOは短期米国債投資で収益を確保しています。これらのプロジェクトは、長期的な収益を狙うアルトコイン投資家にとって魅力的な投資先となっています。成功するためには、収益分配が整った安定したプロジェクトに注目することが重要となり、Uniswapも古参プロジェクトの1つに含まれます。

◆ 創設者でありCEOのHayden Adams氏

Hayden Adams氏は、元Siemensのエンジニアであり、2017年にUniswapを設立しました。彼はブロックチェーン技術に強い情熱を抱き、ERC-20トークンの自動取引を可能にする分散型プロトコルを開発しました。Uniswapは現在、分散型ファイナンス(DeFi)のリーダーとして広く知られています。彼の目標は、透明で信頼性の高い金融システムを構築することであり、これを通じて未来の金融の在り方を再定義することを目指しています。また、彼は「Forbes 30 under 30」や「CoinDesk’s Most Influential」など、数多くの賞を受賞し、業界での影響力を高めています。

トークン価格の推移について

2020年9月18日に約365.2円でスタートしたUNIトークンは、2021年1月中旬より急騰と大きな上昇を繰り返し、同年5月4日に過去最高値となる約4,613.17円をマークしました。しかし、その後は大幅に下落し、現在は約940円前後を推移しています。

このプロジェクトの評価が気になる際は、下記にてリクエストが可能です!

プロジェクトリサーチリクエスト

※注意点※
当ページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


公式リンク

ソーシャルメディア