Compound(コンパウンド)
作成日:2025年6月18日

Compoundとは?

ウォレットひとつで始まる利息ライフ『Compound』
Compoundはイーサリアム上で仮想通貨を誰でも気軽に貸し借りできる分散型金融(DeFi)サービスです。預ける側は銀行の定期預金のように利息を受け取り、借りる側は担保を入れて即時に資金を得られます。
中央管理者が不在のため、世界中から24時間アクセスでき、手数料の透明性と資産管理の自由度が高い点が特徴です。暗号資産を眠らせずに生かしたい投資初心者でも、ウォレットを接続するだけで開始できる手軽さが支持を集めています。
トークン情報
プロジェクト名 | Compound |
分野 | DeFi, Lending |
開発状況 | トークン発行済み、サービスリリース済み |
トークンティッカー | COMP |
国内上場の有無 | 日本取引所(未上場) 海外取引所(Binance, Bybit, Coinbase Exchange, Bitget, OKX, etc…) |
価格 | ¥7,403.03 |
時価総額 | ¥67,209,278,935 |
時価総額ランキング | 113位 |
アドレス数 | 218,656 |
保有可能な主要ウォレット | MetaMask, Trust Wallet, Coinbase, Ledger, etc. |
上記データは2025/06/18の情報となります。
◆トークンの使用用途
ガバナンス:
COMPはプロトコルの管理(ガバナンス)に用いられ、保有者は提案提出や投票を通じてCompoundのパラメータ変更など意思決定に参加します。
ステーキング:
2024年より導入された新機能で、COMPをステーキングすることでプロトコルの収益源である準備金(リザーブ)の一部が報酬として還元されます。
その他:
Compound上で他の仮想通貨を借りる際、COMPトークン自体を担保として借り入れることも可能です(プラットフォーム上の担保資産の一つ)。
事業モデル
Compoundプロトコルの主な収益源は、借入者が支払う利息の一部です。各資産マーケットごとに「リザーブ率」(準備金率)が設定されており、借入金利から貸出金利へと支払われる前に一定割合が差し引かれてプロトコルの準備金として蓄積されます。この利鞘(スプレッド)がプロトコルの収益となり、蓄積された準備金はコミュニティのガバナンスによって活用されます(例:ステーキング報酬への充当など)。なお、Compound利用に際して明示的な手数料は課されず、オープンソースのスマートコントラクトによって自律的に運営されています。
トークン需要との相関関係と現状フェーズ
Compoundのガバナンストークン 「COMP」 は、プロトコルの意思決定とステーキング報酬に使われるため、「利用者が増える → 取引量・準備金が拡大 → ガバナンス参加者が増える → COMP需要が高まる」という循環構造を持っています。例えば、
・Compound III の対応チェーンが拡大し貸付残高が増加 → 報酬原資となる準備金も拡大
・自己保護型ウォレットに “ワンクリック投票” 機能が実装 → ガバナンス投票への参加者が増加
・機関投資家が COMP を担保資産として採用 → COMP保有ニーズが拡大
要するに、市場の 「流動性成長」 がトークン価値に直結する設計です。
現在のCompoundは「マルチチェーン展開〜ユーザーベース再拡大フェーズ」に位置しており、Arbitrum、Base などでの流動性増強やステーキング報酬の最適化が、COMP需要を今後も持続的に押し上げる推進力になると見込まれます。
注目ポイント
◆ ガバナンス攻撃と新たなステーキング報酬提案
2024年12月、CompoundはDeFiクジラ「Humpy」によるガバナンス攻撃を受け、Compound側はプロトコル収益の30%をCOMPステーカーへ分配する新報酬案を提示し、攻撃者と和解しました。これによりガバナンスリスクが回避され、COMP価格は6%上昇。今後は流動性供給者とステーカー双方に報酬が分配される設計となり、ガバナンス参加のインセンティブが強化されます。
◆ Compound Growth Programの継続と拡大
2025年3月、Compoundコミュニティは、AlphaGrowth提案による「Growth Program」継続を議論し、1年間で5.35百万COMPを報酬として配布する計画を進行中。TVLを7.5億ドル増加させる目標で、ユーザー体験向上や新規流動性の獲得、教育活動の強化、他プロトコルとの連携拡大が進められています。競合のAaveやMorphoとの競争が激化する中、Compoundの存在感維持に寄与しています。
◆ 重要マイルストーン
ガバナンス強化とクロスチェーン拡大が進んでいます。2025年5月、コミュニティ主導の非営利法人「Compound Foundation」を設立する提案が行われました。このファウンデーションは約900万ドル規模の予算で運営され、プロトコルの成長支援やガバナンス改善を目的に2025年6月にも発足予定です。また同月、Compoundは新たなブロックチェーン「Unichain」上でプロトコルを稼働開始し、クロスチェーンでの市場アクセスを拡大しました。これらのマイルストーンは、Compoundの長期的な持続性とエコシステム拡大に向けた重要なステップとなっています。
◆ 相場分析(AI調べ)
COMPは51.24ドル付近で推移し、50.00ドル前後が下支え。割り込むと48.00ドル、45.00ドルまで下げやすい反面、52.50ドルを超えると55.00~56.00ドル、次は60.00ドル台が視野。短期は売り優勢でも45.00ドルを守れば全体の上向き基調は維持。買い場は45.00~47.00ドルの押し目か、56.00ドル突破直後の追随。49.00ドルを終値で割ったら調整深掘りに警戒し、早めの損切りが無難。出来高は急落時に膨らみ、その後は落ち着き、売り買いの力が拮抗。過熱感も収まりつつあり、市場全体のムードも合わせて方向感を探る場面。節目を意識し、焦らず取引を。(2025年6月18日執筆現在)
※AIによる本銘柄のみを対象としたテクニカル分析となります。投資は全て自己責任でお願いします。

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※注意点※
当ページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。