Axie Infinity(アクシーインフィニティ)

NFTゲーム界のレジェンド『Axie Infinity』が再動 ― 新MMO『Atia’s Legacy』で Web3ゲームの未来を描く
Play-to-Earnの先駆者が、MMOゲームの世界で第二の成長を目指す
プロジェクト概要
Axie Infinityは、ベトナムのSky Mavisが2018年にリリースしたブロックチェーンゲームで、NFT(デジタル資産)として所有できるかわいいモンスター「Axie」を集め、育成、繁殖、戦闘、売買することができます。ポケモンやたまごっちといった人気ゲームにインスパイアされており、ゲームプレイを通じて仮想通貨を稼げる「Play-to-Earn」の代表的なプロジェクトです。
2021年に大流行し、フィリピンなどの発展途上国では月に500~600ドル稼ぐプレイヤーが出現するなど、ゲーム業界を革命的に変えました。その後、市場の変化に適応しながら、現在は新MMO『Atia’s Legacy』(モバイル/PC)を開発中で、まずは2025年夏と年末、2026年Q1に段階的なプレイテストを進めています。
✓ Axie Infinityの核となる特徴
・NFTとしてのモンスター「Axie」を完全所有:取引・売却・運用が自由
・Play-to-Earn:ゲームプレイで仮想通貨報酬を獲得
・自社サイドチェーン「Ronin Network」を利用:取引手数料が低くスムーズ
・ガバナンストークン「AXS」:プロジェクトの重要な判断に投票可能
→プレイヤーがゲームの所有と運営に参加できる、真の「プレイヤー主導型」エコシステム
2024年は再成長の年となり、月間アクティブは27万人(2025年3月)、取引量は2024年に$30M超に達しました。2025年にはSLP報酬のインフレ対策、新トークン「bAXS」の導入などを実施し、さらに2026年の新MMO『Atia’s Legacy』のローンチに向けて準備を進めています。
トークン情報
| ティッカー | AXS |
|---|---|
| 分野 | Gaming |
| 価格 | ¥371.85 |
| 時価総額 | ¥62,683,366,625(102位) |
| 国内上場 | ビットバンク、SBI VCトレード、コインチェック、ビットトレード、ビットフライヤー等 |
| 海外取引所 | Binance、Coinbase Exchange、Upbit、OKX、Bybit、Bitget等 |
| 対応ウォレット | Binance Web3 Wallet、MetaMask、Trust Wallet等 |
上記データは2026年1月28日時点の情報となります。
トークンの使用用途
- ガバナンス投票 → Axie Infinityの重要な意思決定(ゲーム更新、資金配分など)に参加・投票
- ステーキング報酬 → AXSをロックして報酬を獲得(APRは日々変動)
- ゲーム内機能 → Axieの繁殖・進化・昇華(Ascension)などで消費
- マーケットプレイス → Axie NFTやゲーム内アイテムの売買に使用
AXSは単なる取引用トークンではなく、プロジェクトのガバナンスと経済の両面で深く統合されています。ステーキングすることでトークン所有者は受動的な利息を得られ、投票に参加することで積極的にエコシステムの成長に貢献できます。また、トークン供給量の管理(総供給量2.7億枚)も、価値維持の重要な要素として設計されています。
事業モデル
Axie Infinityの事業モデルは、プレイヤーが生み出す経済活動によって収益が生まれる構造になっています。2024年の実績から見ると、年間を通じた月平均収益は約$330,000で、Axie Treasury(プロジェクト資金)を毎月増加させています。
📊 主な収益源
① マーケットプレイス手数料:Axie NFTやゲーム内アイテムの売買手数料
② Ronin Network利用料:ガス代としての小額な取引手数料
③ ゲーム内エコノミー:ゲーム進行に伴う自然なトークン消費
重要な点として、Sky Mavisは2024年11月に従業員の21%(約50名)を削減する戦略的リストラを実施しました。これは財務危機ではなく、2025年以降の「ハイパー成長」に向けて経営資源を集中させるための判断です。その結果、Ronin Wallet(Axie Infinityの専用ウォレット)は1000万ダウンロードを突破し、Ronin Network全体では日次アクティブアドレス110万を超える世界3位のブロックチェーンに成長しました。
トークン需要との相関関係と現状フェーズ
AXS(Axie Infinity Shards)の需要は、ゲームのプレイヤー数、新機能の実装、マーケットプレイスの活況度と強く相関しています。過去3年間で市場環境は大きく変わりましたが、2026年初頭に重大な転機を迎えています。
🔄 需要拡大のメカニズム
- 新規プレイヤー増加 → ゲーム内資産購入でAXS需要増
- ステーキング実装 → トークンロック増加による流通量減少
- 新MMO『Atia’s Legacy』(未プレイテスト実施)→ ゲーム人気拡大に伴う需要急増の可能性
- bAXS導入 → ボット対策とインフレ抑制でAXS価値上昇へ
📈 現在のフェーズ:供給ショック + 新展開期
2026年1月28日時点で、時価総額約¥62,683,366,625を記録。過去12ヶ月で大きな変動を経験しながらも、直近では強気の動きを示しています。特に2026年1月14日のbAXS移行発表後、AXSは約123%上昇という急騰が発生。
bAXS導入により、プレイヤー報酬は従来のAXSではなく、トレード不可の「bAXS」として付与されることになりました。これにより新規供給が大幅に減少し、供給ショックが発生。同時に、SLP排出は2026年1月7日からOriginsで停止と発表され、インフレ圧力が軽減されました。ボット対策の成功と新MMO開発が、エコシステム再生の強い根拠となっています。
プロジェクトの強み
1. インフレ対策とボット排除における革新的アプローチ(2025年~2026年実装)
実装時期:2026年1月~(継続中)
Axie Infinityが直面していた最大の課題は、ボットによる自動採掘とそれに伴うトークンインフレでした。過去の「遊んで稼ぐ」ブームでは、本物のプレイヤーよりもボットの方が多くなるという問題が発生。SSky Mavisは2026年1月7日からOriginsのSLP排出を停止し、同月21日開始のOrigins S16からbAXS(Bonded AXS)報酬を導入しました。
bAXSの核は「bAXSは非譲渡(他アカウントへ移転不可)」という制約です。プレイヤーが獲得するbAXSは、ゲーム内での繁殖・進化・ステーキングに利用できますが、マーケットプレイスでは売却できません。ただし、コンバージョン料金(高評判プレイヤーほど安い)を支払うことでAXSへの変換は可能。この仕組みにより、短期的な「ファーム・アンド・ダンプ」(採掘して即座に現金化)する行為が大幅に困難になり、長期的なプレイヤーが優遇される設計になっています。
2. Web3統合とNFT経済の深化(2024年~2026年)
実装時期:2024年9月~継続中
2025年5月にApp.AxieとRonin Marketのスマートコントラクト統合(マージ)が完了し、データトラッキング等が改善されました。
NFT市場の統計によれば、Axie Infinityの累計取引額は$40億を超え、Web3ゲーム全体で圧倒的なシェアを占めています。200万人以上のユニークAxie保有者が存在し、これらの資産が次期MMO『Atia’s Legacy』に統合される予定です。Land NFT、Mystic Axie、Origin Axieなど、多層的なNFTエコノミーが確立されており、ゲーム内での実用性向上がトークン価値の重要な支援要因になると予想されます。
3. MMOプロジェクト『Atia’s Legacy』による10年スパンの成長戦略(2025年~2026年)
開発期間:2024年5月~継続中、ローンチ予定:2026年
Sky Mavisが2025年3月に公開した新作MMO『Atia’s Legacy』は、過去7年間のAxie Infinityの成功と失敗から学んだ、集大成的なプロジェクトです。Lunaciaという架空世界を舞台に、4体のAxieと仲間たちを率いてリアルタイムバトルを展開するスクワッド制戦闘が核となります。
2025年9月25日~10月2日に初回プレイテストが約1,000名限定で実施され、次回(Playtest 2)は2026年Q1中~後半が目標とされています。既に100万人以上がプレ登録を完了しており、新プロジェクトへの期待値の高さが明らかです。モバイル・PC両対応で、ギルド戦やPvE(プレイヤー対環境)クエスト、資源採集・クラフトシステムを搭載。Land NFTやAxie NFTを統合することで、これまで遊休状態だった資産に新たな価値が生まれる設計になっています。
重要マイルストーン
ロードマップのタイムスパン:2025年~2026年(推進中)
📅 2025年
・春:App.Axie/Ronin Marketplaceの完全統合完了
・9/25~10/2:Atia’s Legacy第1回プレイテスト(約1000名、モバイル)
・秋:Axie Score投票メカニズム強化、コミュニティ・トレジャリー管理の透明化
→インフレ抑制とボット対策が奏功、エコシステム安定化の基盤確立
📅 2026年前半
・Q1:bAXS統合拡大、ステーキング新機能実装予定
・Q1後半:Atia’s Legacy第2回プレイテスト目標、フィードバック収集
・通期:LandはPlaytest2・3に未搭載、App.Axieで案を実験中
→新MMOローンチがAXS需要を急速に高める契機に。プレイヤー数の飛躍的増加が期待される
📅 以降の展開
・Atia’s Legacy内での複数の拡張コンテンツ実装
・新クリーチャーやNFト資産の継続的リリース
・他のWeb3プロジェクトとのコラボレーション(2025年12月のRagnarok協業のような事例)
・Web2から Web3への自然な移行を実現するユーザー教育
→Axie Infinityの「次の10年」を実現するための長期ビジョン。MMO市場の確立がトークン価値に直結
Sky Mavisは開発当初から「プレイヤーが実際に作ったゲーム」という理想を掲げており、その姿勢が現在のコミュニティ・ガバナンス機能に反映されています。2026年Q1後半の第2回プレイテストは単なる新ゲーム追加ではなく、Web3ゲーム市場全体における確信的な賭けとなります。競合プロジェクト(Illuvium、The Sandbox等)とのアドバンテージは依然として圧倒的な既存ユーザーベースにあり、その優位性を活かしたMMO体験がどこまで市場を拡大できるかが、今後の最重要指標となるでしょう。
※ 本記事に記載されたデータおよび分析は、2026 年 1 月 28 日時点の情報に基づいています。
暗号資産市場は高いボラティリティを有しており、投資判断に際しては自らの判断と十分なリスク管理を行ってください。