Worldcoin(ワールドコイン)
投稿日:2023/5/23
更新日:2023/7/25
Worldcoinとは?
Worldcoinは、OpenAI(オープンAI)のCEOであるSam Altman氏によって共同設立されたプロジェクトです。
また、Worldcoinはユニバーサルベーシックインカム(UBI)【全ての市民に対して一定の金銭的な支給を行う政策や制度】としても期待されています。
瞳のスキャンによる一人一つのウォレットとデジタル通貨の公平な分配を実現します。利用者にはデジタル通貨が提供され、トークンの配布割合は、75%が登録利用者に分配されます。
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トークン情報
トークン:WLD
現在の価格:330.23円
保有者数:2,237 アドレス
時価総額:約357億円
24時間取引高:約550億円
時価総額ランキング:116位
国内取引所への上場:未上場
開発進捗:メインネット公開(サービスリリース済み)
上場日時:2023年7月24日
※2023年7月25日現在
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2023/7/24 メインネット公開(ローンチ)
「Worldcoin(ワールドコイン)」が、7/24にメインネットを公開したことを発表しました。システムの主要部分をオプティミズム(Optimism)メインネット上に実装しているとのこと。
公式ブログによると、今後、イーサリアムでは、Optimismを含むレイヤー2の送信手数料(ガス手数料)を劇的に削減するEIP-4844(イーサリアムの改善案名)が、予定されており、WorldcoinとOptimismは共に、ブロックチェーン上のアイデンティティの進化を促進する、スケーラブルで包括的な未来の実現に取り組んでいくとのことです。
3つの主要サービス
◇World ID
World IDは、インターネット上で世界共通の身分証明を実現するための一つの方法です。これは、特に公的な身分証明書を持たない発展途上国の市民向けに作られています。このIDを使用することでユーザーは自分自身の身分を公的な証明書を持っていなくても証明することができます。
◇World App
World Appは、World IDで確認されたユーザー向けのモバイルアプリです。これは基本的な暗号資産のウォレット機能を持ち、Worldcoinの関連サービス、例えばWorldcoin grants(ワールドコイン・グランツ)【=Worldcoinの補助金】のサービスを利用することができます。
Worldcoin Grants(ワールドコイン・グランツ)は、Worldcoinプロジェクトにおける資金提供プログラムです。このプログラムでは、Worldcoinを利用したサービスの成長と開発を支援するために、様々なプロジェクトやアイディアに対して資金を提供します。
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World IDを取得するための機器として、片手で持てるサイズの本人確認用の球形虹彩スキャンシステム「Orb」をリリースしています。World Appをダウンロードし、Orbにアクセスすることができます。世界中の35以上の都市で「Orb」を利用することが可能です。
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◇Worldcoin(WLD)
Worldcoin(WLD)は、特定のサービスの支払いに使用される暗号資産(仮想通貨)です。現在はWorld App内で補助金として使われています。また、Worldcoinはプロジェクトの方向性や未来を決めるための役割も果たしています。
プロジェクト必要性
AIの発展により、人間の仕事がAIに取って代わられる可能性がありますが、そのような状況においても、人間とAIを確実に区別するための「World ID」を用いれば、真の人間だけに最低限の所得保障である「ベーシックインカム」を正しく配布することが可能になるという期待が寄せられています。
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投資家から見た注目ポイント
◇ 投資家目線でのメインネット公開という情報の捉え方
試験運用(テストネットと呼ばれる)を経て、そのブロックチェーンプロジェクトが実際に稼働し始める瞬間となります。新サービスの発売のようなもので、ブロックチェーンプロジェクトが「本格的にスタートする」という意味合いになります。この情報からは、下記2つの捉え方ができるでしょう。
⑴ 初期ロードマップの成功
実際に新サービスがリリースされているので、その反響をみることで、プロジェクトの技術力や信頼性を示すことに繋がり、そのプロジェクトのトークン価値を上昇させる可能性があります。
⑵ 使用と需要の増加
メインネットリリース後は、そのブロックチェーン上での様々な活動が始まります。つまり、実際にサービスが動き出すことで、そのブロックチェーンのトークンに対する需要が増える可能性があります。この需要の増加は、トークンの価値を上昇させる可能性があります。
◇ イーサリアム共同創設者ブテリン氏による「Worldcoin」の課題を発表
イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏の見解は、ブロックチェーン業界に大きな影響を与えます。内容については、プロジェクトの必要性を認めつつ、今後の成長について、課題について「プライバシー、アクセシビリティ、中央集権化、セキュリティ」の4つ挙げられるとの記載がされています。ヴィタリック・ブテリン氏がプロジェクトに言及することで、そのプロジェクトへの注目度が高まり、認知度が増し、今後の事業進捗次第ではトークンの価値を向上させる可能性があります。
◇ メインネットの稼働とトークン上場について
2023年7月24日より、世界最大の取引所であるバイナンス(Binance)、Huobi、Bybit、OKXなどにて、上場がなされ、約271円の価格で売買されております。上場から1日経った25日には、時価総額が、約357億円に達し、暗号資産市場の時価総額ランク115位に位置しています。
投資家目線で時価総額ランク115位の意味合いを考えよう
まだ市場全体から見るとそれほど大きな価値を持っていないという認識を持つかもしれませんが、むしろ、まだ発展途上であり、上位プロジェクトと同等の時価総額になるころには、トークンの価値について向上している可能性があります。ただし、これらのポテンシャルはリスクともなり得るため、十分なリサーチと理解が必要です。
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※注意点※
当ページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。