Mantle(マントル)
作成日:2023/12/11
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Mantleとは?

MantleはDAO(自律分散型組織)が手がける唯一のL2ブロックチェーン
Mantleは、Mantle Governance(旧:BitDAO)が開発を主導するイーサリアムのレイヤー2(L2)スケーリングソリューションです。
このプロジェクトは、イーサリアムのスケーラビリティを向上させるために設立されました。
OptimisticロールアップとZKロールアップの2つの技術を効果的に使い、柔軟に様々な機能を追加・改良し、分散型アプリケーション(DApps)の性能と効率を高めることを目指しています。
BitDAOからMantleへリブランド
Mantleの立上げ当時は、資金提供をしていた「Web3業界最大級のトレジャリー組織」であるBitDAOですが、DAOのコミュニティメンバーのガバナンスの提案により、合併が検討され、ガバナンスの承認により、Mantleへリブランドされました。
これにより、BitDAOは投資やサポートという立ち位置からブロックチェーンの開発を目的にするという単一の目標を掲げて、Mantle Networkとして活動します。その際にBitDAOから、Mantle Network開発者が約3億ドルのステーブルコインと270,000 ETH(約4.85億ドル)を受け継ぎ、Mantle Networkの拡大と普及に役立てられました。
※BitDAOは、大手取引所であるBybitが主導する、DAOプロジェクトとなります。
トークン情報
プロジェクト名 | Mantle |
分野 | レイヤー2 |
開発状況 | トークン発行済み、サービスリリース済み(Later) |
トークンティッカー | MNT |
国内上場の有無 | 日本未上場 海外取引所(Kucoin, Bybit, Gate.io etc…) |
価格 | ¥87.52 |
時価総額 | ¥275,224,774,061 |
時価総額ランキング | 39位 |
アドレス数 | 899,221 |
保有可能な主要ウォレット | Trust Wallet etc… |
上記データは2023/12/11の情報となります。
直近の注目ニュース
◇2023年7月に上場後、Layer2として実績を伸ばしている
L2BEATというレイヤー2の分析サイトにて、Layer2全体の中で6番目に、TVLが高いというデータがでており、直近7日間で唯一、TVLが30%以上伸びている急成長中のプロジェクトとなります。また、11/19に発表された大手分散型ウォレット「Trust Wallet」との統合については、MNT管理が簡単になりMantle で管理されたdAppsへのアクセスが拡大する統合がなされています。
◇トークン価格の推移について
2023年7月より、MNTの価格は約66.74円からスタートし、数日で80円を超えました。しかし、その後は下落傾向に陥り、47円程度まで価格を下げました。10月頃から価格の回復を始め、12月の初旬には最高価格を更新しています。現在は多少の下落傾向にあります。


12/5のニュースで、約4億7000万ドル相当のイーサリアム資産と2億ドル以上のステーブルコイン資産をトレジャリーに保有するという記載があり、EthereumのDeFi市場において今後も大きな影響力をもつプロジェクトとなるでしょう。
DeFi市場でどの程度シェアを取っているかの指標の一つであるTVLについては業界内で、28位($108.22m≒150億円)となりますが、トレジャリーの大きさは、業界2位($2.613b≒3,740億円)と非常に大きな資産を保有しています。
懸念点としては、DAO主導のプロジェクトとして長期的に分散化の計画は既にありますが、現段階では、多少、Layer2の取引処理時に中央集権の要素がある点や、DAOによる運営のデメリットとして、意思決定プロセスが従来の企業組織と異なるため、効率性やスピードの面で異なる影響が生じる可能性もあります。
※大きなトレジャリーを持つプロジェクトは、プロジェクトを拡大・安定化していくために利用できる資金が豊富にあることを意味します。
このプロジェクトの評価が気になる際は、下記にてリクエストが可能です!

※注意点※
当ページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。