Manta Network（マンタネットワーク）

Layer2

Modular Blockchain

作成日：2024/02/09

Manta Networkとは？

公式サイト

プライバシーを守る力、Manta Networkのモジュラー型エコシステム

Manta Networkは、web3のためのモジュラー型エコシステムを提供しており、二つの主要な部分、Manta PacificとManta Atlanticに分かれています。

また、本プロジェクトはBinance Launchpool 44番目の銘柄として選出され、2024年1月18日にBinance、Bithumb、KuCoinなどの取引所で上場を果たしています。

トークン情報

プロジェクト名	Manta Network
分野	レイヤー２ , Modular Blockchain
開発状況	トークン発行済み、サービスリリース済み(Later)
トークンティッカー	MANTA
国内上場の有無	日本取引所(未上場) 海外取引所(Binance、HTX、Bybit、KuCoin、etc…)
価格	¥414.79
時価総額	¥104,132,311,975
時価総額ランキング	91位
アドレス数	158,619
保有可能な主要ウォレット	—–

上記データは2024/02/09の情報となります。

Manta Networkのプロダクト

◆Manta Pacific

レイヤー２としてイーサリアム上で高速な取引と低い手数料を実現するための技術を提供します。

◆Manta Atlantic

Polkadotエコシステム内でプライバシーを重視したアプリケーションの開発を可能にします。これらは、*ゼロ知識証明を用いてユーザーの情報を保護しながら、特定の属性を確認できるようにする技術を活用しています。

*ゼロ知識証明（ZKP）とは、自分が秘密の情報を知っていることを、その情報自体を明かさずに相手に証明する手法で、公開鍵暗号やデジタル署名の理論的背景の一つとして知られています。

上記２つのプロダクトを通じて、より安全で、プライバシーを守りつつ、効率的に取引ができる環境が提供されます。

注目ポイント

◇ 投資しているベンチャーキャピタル

本プロジェクトは、資金調達を5回実施しており、30名の出資者から合計6040万ドル(およそ89.55億円)の調達を行っています。直近の調達は2023年7月に行われ、調達時におけるプロジェクト評価額は5億ドル(およそ741.47億円)となるようです。(公式ブログにて)
出資者には、Binance Labs や Polychain Capital、Multicoin Capitalなどの業界大手VCが名を連ねています。

◇Manta Networkのロードマップ

Manta Networkは、EthereumのOptimistic Rollup技術を用いた「Manta Pacific Alpha」の開発を完了し、低コストと高速トランザクションを実現しています。続く段階では、Celestiaの技術統合による「Manta Pacific Alpha II」でトランザクションコストを削減し、その後zkEVMへの移行を目指す「Manta Pacific Beta」でプラットフォームの強化を目指します。最終的には、「Manta Pacific Mainnet Production I」でUniversal Circuits 2.0を通じ、ゼロ知識証明（ZK証明）の機能向上とガスコスト削減を図ります。

◇直近のネットワーク攻撃の被害にあっていた件について

2024年 1月20日、Manta NetworkはRPCフラッドというネットワーク攻撃による技術的障害を経験しましたが、Mantaチームは問題の解決に迅速に取り組み、ブロックチェーンの安全性と運用を維持しています。この事件は、セキュリティの強化、コミュニケーションと透明性の向上、そしてユーザー体験の維持という点で、Manta Networkとトークン保有者にとって重要な学びとなる出来事でした。
上記事例も含めたセキュリティの脆弱性は、今後の開発ロードマップにおいて、Manta Networkが直面する継続的な課題です。

◇トークン価格の推移について

2024年1月よりManta Networkのチャートは約343円でスタートし、１か月を待たずに開始時より約64％アップの約563円という最高値を迎えましたが、その後下落し、現在は400円付近を上下に推移しています。