Ondo(オンド)

作成日→更新日:2024年2月16日→2025年8月6日







Ondoとは?

実世界資産の新しい運用先『Ondo』

Ondoは、ブロックチェーン技術を使って質の高い金融商品へのアクセスを誰にでも開く投資プラットフォームです。

例えばアメリカ国債などの実世界資産(RWA)をトークン化し、個人投資家でも銀行や仲介業者を介さず直接利用できるようにします。これにより「安全な利回り商品が暗号資産では得られにくい」という課題を解決し、DeFi(分散型金融)と伝統金融の橋渡しをすることを目指しています。

※ RWAのトークン化とは

RWA(現実世界の資産)とは、物理的資産や金融資産、不動産、株式、商品、債券、企業の株式など、ブロックチェーンや仮想通貨とは無関係の従来の資産を指します。これらの資産をトークン化することにより、仲介業者を介さずに直接個人間で取引が可能になり、取引の手軽さと透明性が大幅に向上します。RWAのトークン化が対象とする資産は非常に広範で、不動産や金融商品、アート作品、コレクタブル品など現実世界に存在するあらゆるものが含まれます。このプロセスにより、さまざまな資産へのアクセスが容易になり、投資の機会が拡大します。

トークン情報

プロジェクト名 Ondo(Ondo Finance)
分野RWA(Real World Assets)
開発状況トークン発行済み、サービスリリース済み(Later)
トークンティッカーONDO
国内上場の有無日本取引所(未上場)
海外取引所(Binance, Bybit, Coinbase Exchange, OKX, etc…)
価格¥40.27→¥ 49.84→¥133.87
時価総額¥55,705,065,864→¥69,065,992,140→¥423,306,932,529
時価総額ランキング150位→133位→36位
アドレス数 14,407→15,003→148,890
保有可能な主要ウォレットBinance Web3 Wallet, Trust Wallet, Ledger, etc.

上記データは2024/02/16→2024/02/21→2025/08/06の情報となります。

◆トークンの使用用途

ガバナンス:
ONDO保有者はOndo DAO(自律分散型組織)で議決権を持ち、Flux Financeなどのプロトコル方針決定に参加。

インセンティブ報酬:
プロトコル(Flux Financeなど)の流動性提供者やユーザーに報酬として配布される。

事業モデル

Ondoの収益源は主に提供する金融商品の利用手数料です。例えば、米国債を担保とするトークンOUSGには年間0.15%の管理フィーが設定されており、2025年10月以降に徴収が開始されます(それまでは無料開放)。また、ドル建て利回りトークンUSDYでは、運用先(銀行預金や国債)から得る利息とユーザーに約束する利率との差分がプラットフォームの収益となります。さらにUSDYの償還時には0.2%の手数料が発生し、貸付プロトコルFluxでは預貸金利の一部が準備金(プロトコル収入)として蓄積されます。これら複数のチャネルで得た収益は、開発・運営やコミュニティ支援に充てられます。(2025年7月31日執筆時情報)

トークン需要との相関関係と現状フェーズ

ONDOトークンは主にOndoプロトコルのガバナンス(意思決定投票)手段として機能しており、「ネットワーク利用が増える ⇒ トークン需要が高まる」という構造をとっています。例えば、

つまり、プロダクト(プロトコル)の利用拡大やエコシステム拡張が、そのままONDOの価値向上に結びつく設計です。

現在のOndoは「グローバル展開~プロダクト拡充フェーズ」にあり、複数チェーン対応やOndo Chainの開発・展開が、今後のトークン需要を支える鍵になると期待されます。

注目ポイント

Pantera Capitalとの2.5億ドル規模投資基金設立

2025年7月4日、OndoはPantera Capitalと共同で2億5,000万ドル(約362億円)規模の投資ファンド「Ondo Catalyst」を設立しました。トークン化された金融市場の成長を促すプロトコルやインフラプロジェクトへ株式とトークンの両面で投資します。CEOのネイサン・オールマン氏は「資産トークン化を実社会で活用するインフラを支援し、資本移動のあり方を根本から変える」と述べています。

◆ Mastercardとの戦略的パートナーシップ

2025年2月6日、OndoはMastercardのMulti-Token Network(MTN)に実世界資産(RWA)プロバイダーとして初めて採用されました。この統合により、OndoのOUSG(短期米国債ファンドトークン)がMTN上で企業向けに提供され、24時間365日トークン化された米国債から日次利回りを得られるようになります。Ondoの採用はパブリックブロックチェーンと企業向け決済ネットワークの直接統合を示す画期的な事例となりました。

◆ 重要マイルストーン

Ondoは2025年中に「Ondo Global Markets」の本格運用を開始予定で、年内に数千の米国株・債券・ETF銘柄をトークン化し、米国外の投資家に24時間365日の取引機会を提供します。また、2025年7月に米SEC登録のブローカーディーラーであるOasis Proを買収したことで、米国向けにも規制に準拠したトークン化証券サービスの提供が可能になり、世界的なRWA市場の拡大に向けた体制を整えました。

相場分析(AI調べ)

ONDOは現在約0.91ドル(約130円)前後で値動きが少なく落ち着いています。短期間では0.90ドル(約129円)付近が支えとなり、ここを割れると0.88ドル(約126円)へ下がりやすい状況です。一方、0.94ドル(約135円)を超えると上昇が期待され、次は1.00ドル(約143円)が目標になりそうですが、売りの勢いが強く、しばらくは様子見が安全な状況です。(2025年8月6日執筆現在)

※AIによる本銘柄のみを対象としたテクニカル分析となります。投資は全て自己責任でお願いします。

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当ページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


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