Pendle(ペンドル)
作成日:2024/02/22
Pendleとは?
元本と利益の分離、資産管理の柔軟性と収益最大化への道
Pendle(ペンドル)は、分散型金融(DeFi)において、利益(利回り)を最大化することを目指すプラットフォームです。
このシステムでは、投資から生じる利益を2つの異なるトークンに分割します。一つは元本を示すトークン(プリンシパルトークン、PT)、もう一つは利益を示すトークン(イールドトークン、YT)です。これにより、利益部分を別のトークンとして市場で自由に売買することが可能になります。
Pendleの自動マーケットメーカー(AMM)を利用することで、これらのトークンを効率的に取引することができ、さらに、Pendleはユーザーが様々な投資戦略を実行できるようサポートし、伝統的な金融市場のような利回り派生商品をデジタル化して、よりアクセスしやすくしています。
トークン情報
プロジェクト名 | Pendle |
分野 | DeFi |
開発状況 | トークン発行済み、サービスリリース済み(Later) |
トークンティッカー | PENDLE |
国内上場の有無 | 日本取引所(未上場) 海外取引所(Binance、HTX、Bybit、KuCoin、etc…) |
価格 | ¥378.77 |
時価総額 | ¥90,149,803,637 |
時価総額ランキング | 113位 |
アドレス数 | 11,501 |
保有可能な主要ウォレット | Trust Wallet、Meta Mask |
上記データは2024/02/22の情報となります。
◇ Pendleの特徴をわかりやすく解説
Pendleは、DeFi(分散型金融)の世界で、将来の利回りを予測して取引できる新しい方法を提供します。
簡単に言うと、Pendleを使うことで、ユーザーは自分の持っている利回りを生む資産(たとえば、aUSDTのようなトークン)を使って、未来の利益を今から確定させることができます。
このプロセスにより、ユーザーは市場の不確実性や利回りの変動リスクに対して事前に対策を講じることができ、安定した収益の確保や資産の価値減少リスクの軽減などのメリットがあります。また、未来の利益を担保として使用することも可能になり、他の投資機会への再投資など、さらに幅広い金融戦略を展開することができるようになります。
これにより、PendleはDeFi市場における新たな投資機会を提供し、ユーザーにとってより柔軟でリスクを管理しやすい投資環境を実現します。
注目ポイント
◇ 資金調達について
資金調達は、2021年5月から2023年11月にかけて3回ほど行い、370万ドル(およそ5.5億円)調達しています。出資者には、Binance Labs, Spartan Group, Crypto.com Capitalなど23社から調達をしています。
この資金調達により、プロジェクトは開発・運用資金を確保し、技術革新や市場拡大を加速できます。また、Binance LabsやCrypto.com Capitalなどの著名な出資者からの支援は、信頼性と可視性を高め、さらなる投資やパートナーシップの機会を拡大します。
◇ DeFi分野における実績
DeFi分野で注目を集めるPendleは、その総資産価値(TVL)で著しい成果を上げ、2024年2月時点で全dApps中18位にランクされています。そのTVLは約14億5,000万ドル(およそ2179億円)に達しており、DeFi業界内でのPendleの信頼性と実力を示しています。この成長は、リキッド再ステーキングトークン(LRT)への関心の高まりにより牽引されており、Pendleの革新的なアプローチが市場での注目を集め、DeFiエコシステムにおけるその地位を強固なものにしています。
◇トークン価格の推移について
2021年4月よりPendleのチャートは約118円でスタートし、その後すぐに上昇するも下落。その後は長らく10円を切る状態にありましたが、2023年2月頃から少しずつ回復。その後、2024年に入ってから大きな上昇を繰り返し、一時約491円の最高値をマーク。現在は約380円付近を推移しています。
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※注意点※
当ページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。