Berachain(ベラチェーン)

作成日:2024/07/08








Berachainとは?

NFTプロジェクト「Bit Bears」から進化した、レイヤー1『Berachain』

Berachainは、Cosmos SDKを基に構築されたLayer 1ブロックチェーンで、Ethereum Virtual Machine(EVM)互換の実行環境を持ち、「Proof of Liquidity」(PoL)という独自のコンセンサス機構を採用しています。

このプロジェクトは、熊に関連する名前を持つ匿名の開発者によって設立され、NFTプロジェクト「Bit Bears」から進化しました​。

トークン情報

※Bechachainプロジェクトについては、2024年7月8日現在、トークンはテストネットでの稼働となっており、メインネットでのローンチはされておりません。

●BERA:トランザクションを行うためのトークン

BERAはBerachainのブロックチェーンでトランザクションを行う際に必要なトークンで、いわゆる「ガストークン」と呼ばれているトークンです。これは、トランザクションを処理するための手数料(ガス)を支払うために使用されます。

●BGT:ガバナンスと流動性の確保のためのトークン

従来のPoS(Proof of Stake)ブロックチェーンでは、ネットワークを保護するためにトークンがステーキングに使用されます。しかし、BerachainはPoL(Proof of Liquidity:流動性の証明)モデルを採用しているため、この役割を担うために発行されたのがBGT(Bera Governance Token)で、バリデーターに委任された後、ガバナンス提案の作成や投票に使用できます。

●HONEY:より安定した価値を目指したステーブルトークン

多くのプロトコルでは、より安定した価値が求められます。これに応えるために、ステーブルコインと呼ばれる、法定通貨であるドルの価値に連動するコインが登場しました。HONEYと呼ばれるこのトークンは、1USDCに近似する価値を目指しています。

注目ポイント

◇直近で2度の大きな資金調達を達成

参照元:cryptorank
参照元:CoinCarp

Berachainは、その革新的なブロックチェーン技術を拡大するために、複数の資金調達ラウンドを成功させています。最も最近の資金調達では、2024年4月12日にシリーズBで1億ドルを調達し、このラウンドでの評価額は15億ドルに達しました。このラウンドは、Brevan Howard DigitalとFramework Venturesが主導し、Hack VC、Polychain Capital、Tribe Capitalなどが参加しました。

その一ヶ月前、2024年3月15日には6900万ドルを調達しており、こちらもBrevan Howard DigitalとFramework Venturesがリードしました。これより前の2023年4月20日には、シリーズAで4200万ドルを調達し、その際の評価額は約4億2100万ドルでした。このラウンドにはPolychain Capital、Hack VC、dao5などが支援しています。

これらの資金調達により、Berachainは技術の開発と市場での位置づけを強化し、さらなる成長のための資本を確保しています。各ラウンドは、技術革新を支持する著名な投資家からの信頼を示すものであり、プロジェクトの将来性に対する強いバックアップを受けています。

◇ ロードマップ

Berachainについて公開されている今後の展望については、以下の通りです。

2024年 第2四半期

・Berachainメインネットのローンチ

・DeFiサービスの拡充

・クロスチェーンの金融プロダクトおよびサービスの提供

2024年 第3四半期以降

・Ethereum、Cosmos、Celestiaエコシステムとのさらなる統合

・新しいDeFiプロダクトの開発と展開

・コミュニティおよびエコシステムの拡大

Berachainは、独自のProof of Liquidityコンセンサスモデルを採用し、EVM(Ethereum Virtual Machine)互換のLayer 1ブロックチェーンとして、分散型金融(DeFi)エコシステムの発展を目指しています。今後の展開に注目が集まっています。

◇ BerachainのPoL技術とは?

Proof of Liquidity(PoL)は、Berachainが独自に開発したコンセンサスメカニズムで、流動性とセキュリティの両立を目指しています。ユーザーは流動性プールに資産を提供することでガバナンストークン(BGT)を獲得し、これをバリデーターに委任します。バリデーターはブロック提案時にBGTを報酬として受け取り、再分配します。PoLは、トークンがロックされ流動性が低下するPoSの課題を解決し、流動性を維持しながら多くのユーザーに報酬を分散させます。また、バリデーターに追加のインセンティブが提供され、新しいバリデーターの参加を促進します。この仕組みにより、ネットワークの流動性とセキュリティを高めつつ、より分散化されたブロックチェーン環境を実現します。 

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