Injective(インジェクティブ)

作成日→更新日:2024年1月11日→2024年8月17日







Injectiveとは?

金融アプリ構築のためのレイヤー1ブロックチェーン『Injective』

Injectiveは、金融分野に特化したWeb3アプリケーションを構築するための、高速で相互運用可能なレイヤー1ブロックチェーンです。

このプロジェクトの主な目的は、分散型取引所やデリバティブ市場、現実世界の資産(RWA)のトークン化など、先進的な金融アプリケーションを構築するためのインフラを提供することです。開発者は多様なモジュールを利用して、複雑なアプリケーションを容易に構築できます。

トークン情報

プロジェクト名 Injective 
分野Layer1
開発状況トークン発行済み、サービスリリース済み(Later)
トークンティッカーINJ
国内上場の有無日本取引所(未上場)
海外取引所(Binance, CoinBase, Kucoin, Bybit, Gate.io etc…)
価格¥5,476.94 → ¥2,660.81
時価総額¥458,677,476,114 → ¥259,712,895,657
時価総額ランキング30位 → 46位
アドレス数 44,124
保有可能な主要ウォレットLedger, Trezor, Metamask etc…

上記データは2024/01/14 → 2024/08/17 の情報となります。

トークンの使途

ガバナンス: プロトコルのアップデートや変更に関する投票

手数料支払い: トランザクションや取引の手数料支払い

ステーキング: ネットワークのセキュリティ強化のためのステーキング報酬

技術的ポイント

マージントレーディングにおける保険システム

高いボラティリティ期間中のマージントレーディングでは、取引で負けた側がマージンを使い果たし、勝った側に支払いができなくなる可能性がある。この場合、保険基金が不足分をカバーする。

相互運用性

このプラットフォームは本質的に相互運用可能で、多数の独立したブロックチェーンネットワークとシームレスに統合し、Inter-Blockchain Communicationを備えた機能を特徴としています。執筆現在、Injectiveは、Ethereum、Moonbeam、CosmosHub、SolanaやAvalancheなどのWormhole統合チェーンを含むネットワーク間でのクロスチェーン取引を促進します。

注目ポイント

2024年8月1日のInjective Labsの発表によると、コミュニティの投票により、Injectiveは大規模なアップグレード「Altaris」を実現しました。これにより、Injectiveは大幅に進化し、新しい機能や改善が導入されました。

<主な改善点>

1. ネットワークパフォーマンス

 トランザクション速度とスケーラビリティが向上し、より効率的なデータ処理が可能に。

2. 開発者ツール

 Wasm 2.0対応で高度なスマートコントラクトの作成が可能に。

 IBCフックやPFMでクロスチェーンの相互運用性が強化。

3. RWAオラクル

 現実世界の資産をトークン化し、正確で改ざん防止のデータフィードを提供。

4. 経済構造の強化

 ユニバーサルバーンオークションでトークン経済が最適化。

 VIP割引構造により、ステーキングと取引活動を奨励。

5. セキュリティとユーザーエクスペリエンス

 インジェクティブブリッジの強化、Ledgerハードウェアウォレットのサポート追加。

<今後の展望>

これらの新機能は、Injectiveのスケーラビリティ、相互運用性、経済的効率、セキュリティを大幅に強化し、全体的なエコシステムの成長と発展をサポートします。Altarisアップデートは、Web3金融の新時代を切り開くための重要なステップとなるとのことです。

◆ 資金調達について

Injectiveは、複数の資金調達に成功しています。特に2021年に約1000万ドル、2022年には仮想通貨VCのJump Cryptoが主導し、Brevan Howard傘下のBH Digital Multi-Strategy Fundも参加したラウンドにて約4000万ドルとの調達に成功し、シードラウンドからの合計で約5970万ドルの資金の調達に成功しました。これらの資金は、分散型金融(DeFi)プロトコルの開発と成長を支えるために活用されます。

トークン価格の推移について

2020年10月より、INJの価格は約110円程度からスタートし、ゆっくりとした上昇傾向が続いた後、2021年のバブル時期にはおよそ2,400円まで高騰。その後、2023年1月頃から再度上昇傾向に転じ、Google Cloudとの統合発表があった10月に急騰。その後も大きく上昇し、2024年3月には過去最高値の約7,682円をマーク。しかし、その後に大きく下落し、現在は約2,600円前後を推移しています。

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