Cronos(クロノス)
作成日:2025年6月9日

Cronosとは?

日常使いができる暗号資産チェーンを目指す『Cronos』
Cronosは、大手暗号資産企業のCrypto.comが作った独自のブロックチェーンです。特徴は、人気のあるEthereumと互換性がありながら、より速く安価に送金ができることです。
暗号資産を使った金融サービス(DeFi)やNFTの取引を、誰でも手軽に楽しめる環境を提供します。またスマホ決済アプリ「Crypto.com Pay」とも連携し、日常生活でも簡単に暗号資産を利用できる仕組みを目指しています。
トークン情報
プロジェクト名 | Cronos |
分野 | Layer1, CEX |
開発状況 | トークン発行済み、サービスリリース済み |
トークンティッカー | CRO |
国内上場の有無 | 日本取引所(未上場) 海外取引所(Coinbase Exchange, OKX, Bitget, MEXC, etc…) |
価格 | ¥14.17 |
時価総額 | ¥¥423,090,007,248 |
時価総額ランキング | 36位 |
アドレス数 | 325,749 |
保有可能な主要ウォレット | MetaMask, Trust Wallet, Coinbase, Ledger, etc. |
上記データは2025/06/09の情報となります。
◆トークンの使用用途
ガバナンス:
Cronos PoSチェーン(Crypto.org Chain)ではCROをステーク(預けてロック)することで、ネットワークのガバナンス(提案への投票)に参加可能。
ステーキング:
CROをCronosのバリデータにデリゲート(委任)してステーキングすると、取引手数料収入に基づく報酬を獲得できる。
手数料支払い:
Cronos EVMチェーンおよびCronos POSチェーンのネットワーク手数料(ガス代)支払いに使用。
決済:
Crypto.com Payなどの決済サービスでCROを支払い手段として利用でき、使用時にはキャッシュバック報酬が提供される。
事業モデル
Cronosチェーン自体はパブリックブロックチェーンであり、取引ごとに発生するガス手数料(ネットワーク利用料)が主な経済圏の収入源となります。ユーザーが支払う手数料CROはバリデータやネットワーク維持者に分配され、チェーンの運用を支えています。またCronosの支援組織であるCronos Labsは1億ドル規模のエコシステムファンドを運用し、有望なプロジェクトに出資。これによりCronos上のDeFiやGameFi(ブロックチェーンゲームと金融の融合)プロジェクトの活性化を図り、ネットワークの利用増加=CRO需要増加によるトークン価値向上を目指すビジネスモデルです。
トークン需要との相関関係と現状フェーズ
Cronosのトークン「CRO」は主にネットワークの利用手数料やステーキング(預け入れ報酬)で機能しており、「ブロックチェーンの利用が広がる → CROの用途が増える → トークンの需要が上がる」という仕組みを持っています。例えば、
- Cronos上で使えるアプリやサービスが増加 → 手数料支払いのためのCRO利用が拡大
- Crypto.com Payなど実生活での決済利用が普及 → 日常的なCRO消費が増加
- Cronosチェーンの利用者が増加 → ネットワーク維持のためのステーキング需要が増加
つまり、Cronosエコシステムの“実用性拡大”がトークンの価値向上につながる仕組みです。
現在のCronosは「ユーザー基盤の拡大とエコシステム成長期」に位置付けられ、2025年以降、スマホ決済連携や新規アプリ展開などの普及施策がCROの需要をさらに押し上げる重要な要素として期待されています。
注目ポイント
◆ 米投資会社と連携し、CROの投資信託を提供開始
2025年5月、Crypto.com社は米投資会社Canary Capitalと提携し、CronosのネイティブトークンであるCROに投資できる米国向けの信託ファンド「Canary CRO Trust」を設立しました。これは米国の適格投資家を対象とした初のCRO投資ビークルで、Crypto.comがトランプ・メディア社と提携して進める暗号資産ETF計画に続く動きとして注目されました。
◆ ゼロ知識証明を活用した新チェーン「Cronos zkEVM」を公開
2024年8月15日、Cronos Labsはゼロ知識証明技術を活用した新ブロックチェーン「Cronos zkEVM」のアルファ版メインネットをローンチしました。Ethereum上に構築されたこのレイヤー2チェーンにより、Cronosエコシステムは更なる高速・低コストな取引や他チェーンとの資産移転が可能になっています。
◆ 重要マイルストーン
2024年11月、Cronosは「AIエージェントが自律的に取引するブロックチェーンになる」という新ビジョンを掲げました。その一環として、2025年3月に700億CROを再発行して5年間ロックする戦略リザーブ提案(承認されれば総供給1000億枚へ復元)が投票にかけられ、CROを原資とした大規模なエコシステム投資に備えています。
◆ 相場分析(AI調べ)
現在のCROの価格は0.098ドル前後で、0.096ドル付近が底固めになる一方、0.099ドルあたりで跳ね返されています。つまり0.096~0.099ドルの狭い範囲を行ったり来たりしており、どちらに抜けるかが注目どころです。もし0.096ドルを明確に割ると0.092ドルあたりまで下がる恐れがありますが、逆に0.099ドルを超えて勢いがつけば0.105ドル付近まで伸びる可能性があります。今は売り買いが均衡し、次の大きな動きを待つ時間帯と言えるでしょう。(2025年6月9日執筆現在)
※AIによる本銘柄のみを対象としたテクニカル分析となります。投資は全て自己責任でお願いします。

このプロジェクトの評価が気になる際は、下記にてリクエストが可能です!

※注意点※
当ページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。