Treeverse(ツリーバース)

更新日:2022/10/11


Treeverseとは

Treeverseは、オープンな世界でNFTを展開するRunescapeスタイルのMMORPGゲームとして、今後最も期待されるメタバースゲームの1つです。2021年8月から開発されていて、2022年第4四半期にNFTホルダーへのプレアルファテストの公開を目指しています。

ブラウザベースの2Dピクセルアートメタバースで、一種のNFTソーシャルメディアプラットフォームを目指し、LoopifyというNFT投資家によって設立されました。

Treeverseが他のブロックチェーンタイトルと一線を画しているのは、その魅力的なアートデザインにあります。「Journey」や「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」などのゲームにインスパイアされたTreeverseは、気まぐれなライトファンタジーの世界をプレイヤーに提供します。

主にモバイルファースト(PCも可)で構築された、移動的制限の無い、一つのクラスに限られていない、ファンタジーMMORPGで、協力プレイとプレイヤー主導の経済活動に重点を置いています。プレイヤーは、巨大な世界樹に守られた都市エルダーウォールから旅を始め、クリーチャーとの戦い、資源の収集、ユニークな武器の鍛造、他のプレイヤーとの交流、クエストを通じた伝承の探求を通じて、神話の世界に没頭することになります。

Treeverseは、ゲーム内に設置できる「Nftrees」、ランドの「Treeverse Plots」、PFPコレクションの「Timeless Characters」のを含む3つのNFTコレクションをリリースしており、OpenSeaにて入手可能になっています。

2021年8月1日に初コレクションとしてリリースされた、合計10,420区画(1区画520ドル)の私有地(ランド)NFTコレクションは、わずか1時間で売り切れました。「Treeverse Plots」と名付けられたこれらの土地は、現在1万6,000ETH以上の流通量を記録し、ピーク時には1区画7,000ドルで取引されていました。

TreeverseとLoopifyは、真のゲームユーザーよりも投機筋を引きつける傾向があるため、Play and Earn (P&E)といった流行語を使うことを避けています。Treeverseでは、「稼ぐ」仕組みはありますが、それは中核的なコンセプトではありません。現時点ではトークン経済圏と独自トークンの配布に関する更なる詳細は明らかになっていませんが、今後数週間から数ヶ月の間にコミュニティのフィードバックのために、情報が共有されることが期待されています。

従来のゲーマーを取り込むため、ウォレットや NFT、Web3 の予備知識を必要とせず、無料でプレイできます。 代わりに、プレイヤーはゲーム内のアイテムをNFTに変換するオプションが提供され、Web3を経験する事ができます。

Treeverseは、Discordで1万6000以上のメンバー、Twitterで8万以上のフォロワーを持つ強力なコミュニティです。NFT業界における著名な人物/創設者として、本プロジェクトのファウンダーLoopify20万人近いフォロワーを抱えています。

モバイルをターゲットとし、従来のゲーマーに違和感を与えず、自然な形でWeb3の機能を取り入れることで、Web3ゲームと世界を繋げるクロスオーバーヒットとなる可能性を持っていることから、注目されています。

注目ポイント

大規模チーム

開発企業「Endless Clouds」には現在50名以上の社員がTreeverseに取り組んでいます。他のWeb3ゲームプロジェクトに比べて比較的規模が大きいチームが取り組んでいる事から、クオリティ面で期待できるプロジェクトとなっています。

チームメンバーの中には、月間アクティブプレイヤー数が1億5000万億人を超える『League of Legends』を始めとして『Rainbow 6 Siege』、『Dark Souls 3』、『Marvel Spiderman』などの有名タイトルに携わった者も多数存在するそうです。

毎月発表される開発アップデートは、新しいアートやデザイン、実績でいっぱいです。

パートナー

Treeverseは、2021年10月にグローバルデザイン企業IDEOと大手Web3企業Animoca Brandsの共同主導で、2,500万ドルの評価額でシードラウンドを完了しました。

その他の投資家には、AnimocaやDapper Labsにも投資したSkyVision Capital、レンディングプロトコル「AAVE」のファウンダーStani Kulechov、および複数のエンジェル投資家が含まれます。

弱気市場で多くのWeb3プロジェクトが存続が困難な状況にある中、チームを拡大させながら開発を順調に進められるのも、業界トップクラスの投資家たちからもサポートを受けているためでしょう。

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