Blur (ブラー)
更新日:2023/2/13
こちらはTSUDOIリサーチ担当の方で注目しているプロジェクトとなります。
Blurとは
Blurは、NFTのマーケットプレイスのおまとめサービスです。
旅行会社の比較サイトのように色々なマーケットプレイスに出品されているものが一括で見れるのが特徴です。
Blurは、OpenSea、LooksRare、X2Y2で出品されているNFTを統合し、Blurのサービス内で購入できるようになっており、非常に便利な新サービスです。
複数のNFTを一括で購入・売却できるため、直近では業界トップのOpenseaの取引高を超えるほど注目が集まっています。
Blurの特徴
大きな特徴は、マーケットプレイスでの手数料が0%‼
このシステムが上手く機能することになれば、
⑴ Blurが常に最安値で出品でき、最安値で購入可能
⑵ 安さを求めて多くの買い手が来る
⑶ 買い手が増えれば売り手も増える
⑷ 取引が増え、ロイヤリティポイントが増える
⑸ ユーザーがBluarに集中し、他のNFTマーケットサービスを使わなくなる。
⑹ 更にBlurの利用者が増える
といったサイクルが生まれ、NFT市場のユーザーを独占する可能性もあります。
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トークンについて
ティッカー:BLUR
使用用途:現状ガバナンストークンということのみ情報が公開されています。
注目ポイント
◇Blurのガバナンストークン$BLURの配布・上場が2/14に実施予定
上場予定の取引所は、現段階ではGate io、MEXCとなっています。(2023年2月7日)
◇チームメンバーと競合との差別化について
Blurの創設者は匿名の活動家「PacmanBlur(@PacmanBlur) 」となります。
またBlurの開発戦略は、マサチューセッツ工科大学出身者や、大手決済サービスSquareをはじめとする、Y combinator、Citadelなどの主要企業の出身者によって構成されています。
そのため、同様の他サービスと一線を画しています。
◇ユーザーファーストのBlur・クリエイターファーストのOpenSea
NFTと言えばOpenSeaと言われるほど人気があるサービスです。
その仕組みとして、クリエイターの作品(NFT)が売買される度にその利益の一部がクリエイターに入るようになっています。【=クリエイター手数料(ロイヤリティフィー)】
これはクリエイターの利益を優先し、クリエイターの権利を守る仕組みです。
しかし、Blurは知名度の高い他サービスのLooksRareやSudoSwapなどと同様、販売価格の一部がクリエイターに還元される、クリエイター手数料(ロイヤリティフィー)を強制していません。
それにより、クリエイターへの利益を優先するOpenSeaとは方向性が全く違うものになっています。
そのため、OpenSeaのブラックリストに指定されています。
つまり、ロイヤリティを強制するOpenSeaの「Operator Filter Registry(OFR)」で発行されたNFTの取扱いができない状態です。
◇資金調達について
昨年10月20日のPacmanBlur氏のブログ投稿によると、同社はParadigmやCozomo Mediciなど、業界を代表する投資家や個人から約18億円(1,400万ドル)以上の資金調達を行っているとのことです。
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※注意点※
当ページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。