zkSync (ジーケーシンク)

更新日：2023/4/5

zkSync (ジーケーシンク)とは

ゼロ知識証明を利用したレイヤー２

zkSyncは、Ethereum上で動作するDApps向けのレイヤー２スケーリングソリューションです。

zkSyncは、ゼロ知識証明（Zero-Knowledge Proof、ZKP）という技術を使用しています。そのため、Ethereum上で実行されるトランザクション(取引)の承認と検証などの処理速度を向上し、ガス代（取引手数料）も低下させることができるサービスとなります。

zkSyncは、Ethereum上でスマートコントラクト(自動契約システム)を使用することができ、ERC-20トークン(トークンの規格)を含むさまざまな取引をサポートしています。また、zkSyncは、Ethereumと互換性があり、Ethereumとの相互運用が可能です。

トークン情報

2023年4月4日現在、独自トークンの発行はなされてません。

開発法人について

Matter Labs社が開発を手掛けており、同社は、Alex Gluchowski氏によって2019年にドイツで設立されました。

スケーリングソリューションとは

スケーリングソリューションとは、ブロックチェーン技術の問題である処理速度の遅さやネットワークの脆弱性を改善するための方法のことです。

ブロックチェーンは取引データが毎回記録され、その記録が消えることはありません。そのため、すべてのデータがたまってしまいます。最初は動きが軽くても取引量が膨大になると動きがどうしても遅くなってしまいます。それを解決するための手段をスケーリングソリューションと呼びます。

レイヤー２を含む、Ethereumネットワークにおける取引手数料の比較

参考リンク：https://l2fees.info/

zkSync Liteは、送信時の手数料について、レイヤー２分野のNo.1、Arbitrum Oneよりも安い手数料で取引ができます。