Polygon(ポリゴン)
投稿日:2023/8/1
更新日:2023/10/31
Polygonとは?
Polygon(旧Matic Network)は、2017年にEthereum上での分散型アプリケーション開発を容易にする目的で設立されました。
Ethereumのレイヤー2スケーリングソリューションとして、高速な取引と低い手数料を提供します。2021年にEVM互換の先駆者として注目を集め、その独自の技術的価値が持続可能なエコシステムの形成につながるかが今後の課題となっています。
トークン情報
プロジェクト名 | Polygon |
分野 | レイヤー2 |
開発状況 | サービスリリース済み (Later) |
トークンティッカー | MATIC (ERC-20, Polygon, PolygonzkEVM, BEP-20) |
国内上場の有無 | 国内上場済み:7カ所上場済み (bitFlyer, Bitbank, Bitpoint etc…) 海外上場先:Binance, Coinbase, Kraken, Kucoin etc… |
価格 | ¥98.38 → ¥94.52 |
時価総額 | 約9,170億円 → 約8,804億円 |
時価総額ランキング | 12位 → 13位 |
アドレス数 | 629,273 アドレス(ERC-20) , 328,441アドレス(BEP-20) |
保有可能な主要ウォレット | Ledger, Trezor, Trust Wallet etc… |
上記データは2023/8/1, 10/30の情報となります。
2つの特徴
◇ 有名企業とのパートナーシップ
スターバックスやディズニー、マスターカードなどの大手企業が、Polygonの技術を採用しており、Polygonの信頼性と革新性が高まっています。
◇ Polygonで利用される技術
2023年3月 Polygon zkEVMのメインネットβ版をリリースしており、ゼロ知識証明を活用したロールアップ技術「zkRollup」を導入したスケーリングソリューションとなります。
また、現在、他のLayer2ソリューションと比べ、セキュリティに課題があるとされていたPolygonですが、2023年6月にその課題を解決するべく、アップグレードする提案が行われ、コミュニティ内で議論されている状態となり、元々の強みである、EVMによるEthereumとの互換性の良さと高速な取引と低い手数料の強みがさらに引き立つように成長している段階となります。
トークン(MATIC)の特徴
MATICには下記使用用途があります。また、2023/7/14に、MATICと1:1の割合で置き換えられる暗号資産「POL」の発表が行われ、このアップグレードの提案がコミュニティに認可されればMATICからPOLへの移行が本格的に始まる可能性があります。この提案は、2023年6月に発表された新たなロードマップ「Polygon2.0」の一環となります。
ガバナンス
MATIC保有者は、Polygonの重要な意思決定に投票することができます。この決定は、技術的な変更や手数料の構造、プロジェクトの将来の方向など、さまざまなトピックに関連することがあります。これは、プロジェクトの運営が、投資家にとって公平で透明性を保つための機能となります。
手数料
Polygonのネットワークでの手数料は、MATICで支払います。
ステーキング(投資家目線での収益ポイント)
MATIC保有者は、それをブロックチェーン上でステーキングすることで、Polygonネットワーク上の取引を承認するための手助けを行うことができ、その対価として、現在約年利5%ほどの収益を得ることができます。
投資家から見た注目ポイント
〈NEW〉 新トークンPOL Ethereum メインネットで立ち上げ
ポリゴン(Polygon)の新たなネイティブトークンとなる予定の「POL」のコントラクトが、イーサリアム(Ethereum)のメインネットへ展開したことをポリゴンラボ(Polygon Labs)から10月25日に発表されました。
POLの主な利点
- 複数のバリデーターの役割
- POLを使用することで、ユーザーはポリゴンエコシステム内の複数のチェーンのバリデーター(ステーキング事業者)に同時になることが可能になります。
- POLを使用することで、ユーザーはポリゴンエコシステム内の複数のチェーンのバリデーター(ステーキング事業者)に同時になることが可能になります。
- ゼロ知識証明の作成
- POLの導入により、エコシステム内の全てのチェーンでゼロ知識証明の作成が可能になります。これは、データの真実性を証明する技術で、データを公開せずに証明を行えます。
- POLの導入により、エコシステム内の全てのチェーンでゼロ知識証明の作成が可能になります。これは、データの真実性を証明する技術で、データを公開せずに証明を行えます。
- バリデーターへの報酬
- POLの導入により、エコシステム内の全てのチェーンがバリデーターに対し、複数の役割及びそれに伴う報酬を提供できるようになります。
etc…
- POLの導入により、エコシステム内の全てのチェーンがバリデーターに対し、複数の役割及びそれに伴う報酬を提供できるようになります。
MATICからPOLへの移行
今後、特定の手続きを行うことで、お持ちのMATICを新しいトークンであるPOLに変更することができます。これは、MATICを特定の場所に送るだけで、同じ量のPOLが戻ってくる仕組みになっています。
この手続きは簡単で、4年以上の猶予時間が用意されています。
◇ Polygonネットワークで運用される資産規模
ブロックチェーン分析サイト「DeFiLama」によると、執筆現在Polygonは、約1,225億円の資産を管理しており、この数値は、数多くのネットワークがある中で第6位となります。Polygon上には、現在397ものDappsが稼働しております。※DeFiLama調べ
※DeFiLamaは、各プロジェクトの「ネットワーク上で管理(ロック)されているユーザーの資産 / TVL」などの重要指標を提供し、投資家の意思決定に欠かせない情報源となっています。
◇ トークン上場について (2023/10月現在)
2019年7月7日より上場され、約1.9円の価格で売買されております。上場から3年で約96.8円、時価総額が、約9,170億円に達し、暗号資産市場の時価総額ランク13位に位置しています。上場直後から比べると、約51倍の値がついていることからも、多くの方々に記載されているプロジェクトの一つとなるでしょう。
本プロジェクトについて、さらに深く理解したい方は、専門家による本プロジェクトの投資判断をサポートする評価レポートをご覧ください。詳細な分析や洞察をわかりやすく解説しております。
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※注意点※
当ページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。